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枯れ木も山のにぎわいNo.5




−土地・建物カウンセリング−
林 逸男     

「 袋 地 の お 話 」


安い買い物
 長島洋平(仮名)という男がやってきて再び山も枯れ木も山の賑わいとなった。
 長島は、不動産業者の仲介で2年ほど前にある土地を買った。
 古い建物も付いていたので、当分はそこに住むつもりだった。
 業者の話では、この土地は公道に面していないが、前の家の広岡一郎(仮名)宅のわきの空いている所を通行すればよいとのことで、安い買い物であった。

家の建て替えができない
 最近になって長島は新築を計画したのであるが、建築確認がおりないという話がでてきたという。
 「業者はちゃんと説明したと思いますがねぇー」と私は、先ず業者のカタを持った。
 「ところで、袋地(ふくろじ)という言葉を知っていますか」と私が切り出すと「ふぅー」と長島は一息ついた。
 「あのね。袋地というのは周囲を他人の土地に囲まれていて、他人の土地を通らなければ公道に出られない土地のことですよ」私の説明を聞いて「困ったもんだ」と長島はため息まじり。

法律は味方です
 「民法という法律は、袋地の所有者に公路に出るための通行権を認めていますよ」
 「建築屋の話によると、幅が4mないから新築できないと言っている。広岡のヤツに4mの幅で通らせてくれと言えるんですか?」長島が身を乗り出して聞いてきた。
 「そこが問題なんです。なかなか難しいことですから、法律の専門家である弁護士に相談してみたらどうですか」と私は逃げた。

知恵を出す
 長島はガクリと肩を落とし「何とか新築できる方法はないもんでしょうか……」と迫ってきた。
 「広岡さんにかけ合って、広岡さんの空地の一部を売ってもらうとか、貸してもらうとかして解決を図るしかないと思いますがねぇ」
 「なるほど……。しかし、いくら位のお金を用意すればいいのか……」と長島は不安を隠さない。
 「いよいよ不動産鑑定士の出番ですねえ。土地の価格はいくらが妥当か、借りる場合の地代はいくらが妥当か、私の仕事です」私は張り切って言った。
 「あ、先生はそういうことをなさるんですか?」と長島の反応は極めて鈍いのである。

3ヶ月後
問題の土地を隣の広岡が買受けるという話し合いが成立し、売買金額は私の鑑定評価によって決めるという電話が長島からあった。
 枯れ木に花が咲いたのは実に初めてのことであった。


  平成18年4月

ホント!久しぶりにアップしてみました。
では、次回 乞う!ご期待あれ? とはいうものの 更新時期は全く未定・・・


<バックナンバー>
No.1 枯木も山のにぎわい
No.2 隣の土地は3倍出しても買え
No.3 建物は宙に浮いては存在しない
No.4 地代を値上げできるとき

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